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333music編集部がお届けする、音楽ブログ。ここでしか読めないインタビュー、最新音楽情報などオフィシャルな内容はもちろんのこと、取材秘話、ミュージシャン達のつぶやき…などレアな内容も可能な限り掲載します。 記事の内容は事務所やアーティストの承諾を得ています。 どうぞ文章や写真の転載、転用など著作権を侵害するような行為はご遠慮ください。 333music編集部とは、現在、音楽雑誌や音楽系HPで活躍中のクリエイター達がライフワークとして運営してる編集部です。


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333music PRESENTS 333music Mook
『Thank You For All』

絶賛発売中!!!!

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★掲載内容★
33300字に及ぶロング・インタビュー ×6人!!
縁の地、想い出の場所などでロケをした撮り下ろし写真、満載!!
ーー今までに封印されていた衝撃の真実が明かされる……
  読めば読むほど好きになる1冊です。


TYFA_VOL6_cover
☆『Thank You For All〜vol.006〜』【 先行予約受付期間:2012年12月9日 0:00〜
            2012年12月22日 23:59 】
終了
※通常通販あり。詳しくはコチラ!



tyfa5_cover_light『Thank You For All〜vol.005〜』
 2012年10月17日発売!!

 ★2012年10月1日 通販受け付け開始★
 詳しくはコチラをご覧ください!!

 Rei(DaizyStripper)
 村田 一弘(rice)
 ツブク(花少年バディーズ)
 MASATO(defspiral)
 KIBA(Gargoyle)
 宮脇"JOE"知史
               【掲載順】






TYFA4_cover_light
『Thank You For All〜vol.004〜』

 櫻井 有紀 (rice)
 総史 (少女-ロリヰタ-23区)
 広志 (花少年バディーズ)
 阿部 徹 a.k.a. SANTA (ex.Λucifer)
 KENTARO (Gargoyle)
 ISSAY (DER ZIBET)
               【掲載順】

 2012年7月24日発売
 A5サイズ/248ページ/1715円 【税込み:1800円】





TYFA3_cover

『Thank You For All〜vol.003〜』

 風弥(DaizyStripper)
 リョヲ丞(少女-ロリヰタ-23区)
 琢磨(花少年バディーズ)
 CUTT(ex. shame , ORCA)
 KISAKI(凛)
 Kiyoshi(MADBEAVERS)
               【掲載順】

 2012年4月29日発売
 A5サイズ/248ページ/1429円【税込み:1500円】






TYFA2_COVER_SOLDOUTSOLD OUT!!
『Thank You For All〜vol.002〜』

 TAKA(defspiral)
 龍兎(少女-ロリヰタ-23区)
 貘(花少年バディーズ)
 土屋 浩一(ex. HI LOCKATION MARKETS)
 緋村 剛(everset)
 HIROKI
               【掲載順】

 2012年1月27日発売
 A5サイズ/248ページ/1429円【税込み:1500円】






TYFA1-SoldOutSOLD OUT!!
『Thank You For All〜vol.001〜』

 人時
 tatsuo(everset)
 aki
 ミネムラ(花少年バディーズ)
 栄喜(DETROX)
 KAZUSHI(STRAYPIGVANGUARD)
               【掲載順】

 2011年10月23日発売
 A5サイズ/248ページ/1200円【税込み:1260円】







※通販、一部ライヴ物販にて販売。
※通販ご利用の際、送料+手数料として1冊あたり600円が必要です。
 (複数ご購入の場合、送料の加算はありません)
※在庫、バックナンバーご購入のお問い合わせはmook_333music☆yahoo.co.jp[ ☆を@に変えてください ]まで。
 (アーティストのレコード会社、事務所へのお問い合わせはご遠慮ください)


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取って出しライヴリポート

ライヴと取材に関するあれこれ

おはようございます、増渕です。

ここ最近は怒濤のライヴ4連発!(あ、観に行っていただけですが)

先にお伝えしてたように、
CREATURE CREATURE

そして
千聖さんのお誕生日、PENICILLIN2DAYS
(1日目は18歳のお誕生日、2日目は20歳のお誕生日
って……日によって変わるんかい!笑)

でもって、昨日はriceのFC限定LIVEへ。



ご存知のとおり、10月4日に収録した
『Temo-Talk』を昨日アップしましたが、
同日夜、昨日のライヴで無期限活動休止が発表されました。

すっごく、すっごく言葉を選んで、
誤解のないように、悲しい気持ちにならないように、
時間をかけて伝えていた有紀くん。

客席からはすすり泣く声があちこちから漏れ聞こえました。

それくらい、彼女たち(彼たち)にとって
riceの音楽は
かけがえのないものになってるんだな、って
あらためて思った瞬間でもありました。

ただ、私個人としては、
有紀くんも言っていたように、
“続けるための選択だったんだろうな”って自然に思えました。


12年前の秋の、あの悲しい出来事から、
それこそ死にものぐるいで、
“12年後の秋までは止まらない、
歩みを止めてはいけないんだ”という想いで
突っ走ってきたんだと思うのです。

心に決めたこと、自分と『空』に約束したことだったから。

その『約束』まで物理的、精神的にもギリッギリだったんだろうな、というのは
手前味噌ですが、
『Thank You For All〜vol.004〜』のインタビュー中、
それに関わるやりとりの中で感じていました。
そんな有紀くんを見守るヒロくんの想いも
知りました。


緊張感、もの凄い多忙な状態での活動を10年以上続けたら、
健康体の人間でも正直しんどい、
というか無理だと思いました。


“休んでいいと思うよ、正しい選択だと思う”


と発表後、楽屋で彼らに伝えました。


私自身は皆さんと一緒のタイミングで知ることになりましたが、
実は今回、12年ものの「Fake star」を音源化することを知った時も、
“そういう”意味があると勘づいてました。

ショックはショックなのですが、
有紀くんも、その発表をするまでのシナリオを考えていたのでしょう。

まずは応援してくれてる
いちばん身近なファンの人に顔を見ながら伝えたい。
それが昨日のライヴの大きな目的のひとつだったことは
間違いないと思うんです。

少なくとも私は
彼らの選択を自然と受け止めることができました。


これから執筆する彼らのインタビュー、
及び、先にアップしてる『Temo-Talk』は
10月4日に取材しています。
なので、なんとなくモヤンとした宙ぶらりの感じは否めない箇所があります。


けれど、あの時点で彼らが言える精一杯のことだ、と受け止めていただけたら。


近日、インタビューをアップします。


朝から重くてすいませんでした。


とにかく。

10月31日、11月1日はRaphaelのYUKI、HIROとして頑張りますって
笑顔で言ってくれましたし、
12月25日のZepp東京でも楽しいことを考えてくれてるみたいなので、
楽しみましょう。

CREATURE CREATUREのライヴへ行って参りました

おはようございます、増渕です。

昨夜はCREATURE CREATUREのライヴを見てきました!

もう個人的に大好きな世界観ですラブラブ!


立場上、好きとか嫌いとか、言っちゃうのはどうかと思うんですが……




カッコいいっ!!!!!!



昨夜から先行発売されている
ニュー・アルバム『PHANTOMS』も最高!!


まじヤバい。




ぜひ聴いてほしいです!!


ここだけの話、あんなバンドや、こんなバンドは(って明確に表記しちゃマズいのでやんわり)、
Morrieさんのやってらした(やってらっしゃる)音楽に影響受けまくってますから、
あんなバンドやこんなバンドが好きな方は、ぜひ聴いてみていただきたい!!
(どんなバンドか?は想像してみてください)


…って、やんわり表現が多すぎなブログですみません!あせる




ライチ vs machine、HAKUEI vs Kiyoshi、俺vs俺(笑)

おはようございます!

増渕ですブタ

昨日は“廃墟の狂宴”へ行って参りました!

インタビューでmachineのお2人が語ってくださったように
ライチとmachine、一度で2度オイシイ、ライヴでしたね。

特にKiyoshiさんとHAKUEIさんのステージ上のせめぎ合いは、
曲中だけでなくMC中のちょっとしたことまで…(笑)。
Kiyoshiさんが何かするたびに“じゃ、俺も!”とマネするHAKUEIさん、
2人を観ていると無邪気な子供の喧嘩みたいで超笑えました(笑)。


そんな感じで、
ステージ上では
ライチ vs machine
HAKUEI vs Kiyoshi
の闘いが観られて、白熱するオリンピックのメダル争いに負けず劣らず
熱かった〜!!

もちろん1回のライヴでライチ☆光クラブ、machineが観られるってことは、
2ステージを踏んでいるHAKUEIの
ライチのHAKUEI、machineのHAKUEIの闘いもあったわけで。

もうそれは金メダル級の興奮でした〜。

いずれにしても、とにかく、新譜『Rendez-vous』の楽曲をライヴで聴けたのは、
サイッコーでしたっ!!!アップアップアップ


【 machine Offidial Website → http://www.machineproject.jp/ 】

TMLA0018
Rendez-vous<初回限定盤A>

TMLA0019
Rendez-vous<初回限定盤B>

TMLA0020(web)
Rendez-vous<通常盤>

GACKTさんのYELLOW FRIED CHICKENzへ

こんにちは!

増渕です。
今日はスタッフがバタバタなので私が書きます。

昨夜は、GACKTさんのバンド、
YELLOW FRIED CHICKENz
を武道館へ見に行ってきました!
お招きいただき、ありがとうございます!

今年も客席からお祝いできてよかったです♪

ステージ上で、ハリウッド映画進出の報告をしたGACKTさん。
もうニュースでご存知の方も多いかと思いますが。
彼の素晴らしさは、ズバリ有言実行だと思ってます。
それこそMALICE MIZERで取材をしていた頃、
発言されていた夢を、1つ1つ現実のものにしてるんですから。
ホント、素晴らしい!
10数年経った今でも、それを叶えようと何度もチャレンジし続け、
自分の手で夢を掴み取る。
なかなかできるもんじゃありません。

“こんなことして、馬鹿みたいだな”と思ったこともあるそうで。
けれど、諦めず、単身渡米してオーディションに何度もトライしたそうです。

このことはステージのMCで話していらしたことです。

くじけそうになる時もあるけど、諦めない。
そんなGACKTさんの前向きパワー、しっかり吸収してきました!!

リポートってか、ただの感想で失礼しました(笑)。

DER ZIBETのワンマンへ行ってきました!

おはようございますくもり晴れ

増渕です。


昨日はDER ZIBETのワンマン・ライヴへ行ってきました!
なんと、7月に発売の『ROMANOID II』からの曲も惜しみなく披露!
もちろん『ROMANOID I』の曲も満載、
まるごとROMANOIDなライヴでした。

そうそう、アンコールでISSAYさんが着ていらした衣装、
実は素敵な秘密があること、聞いちゃいましたラブラブ!

その辺も含めて、『ROMANOID II』のインタビューをお届けしたいと思ってます。

さーて、これから聴き込みますよ〜♪

インタビューは発売日アップを目指します。

どうぞ、お楽しみに!!

http://derzibet.com/

THE RHEDORICを観てきました!

そうそう、昨日は入校の後、
ベーシスト・奈良氏の還暦を祝うイベントに出演した
THE RHEDORICを観てきました!

『Temo-Talk』にもご登場いただいた、あのバンドです。

実は、5月の主催イベントも観に行ってましたが、
バッタバタでたぶん、ブログに書いてなかったかも汗


その時は、おぉ、メンバーがいうとおり、ライヴがいいね、って感じでした。

でもって、昨日は2度目だったわけですが、
ヴォーカルの雄志さんの目力に圧倒された!って感じ。

なんか聞くところによると、
オープニングでトラブルがあったらしいんです。
ご覧になった方はわかるかもしれないですが、
スクリーンがスムーズに上がらなくてもたもた〜としてたり(笑)、
その他にも実は予定外が起こっていたそうな。

ま、そんなマイナスを指していた心の振り子が、
ギュン!と同じ振り幅のプラス・エネルギー側に振れたっていうのか、
むしろレッド・ゾーンに激しく振り切ったというか。

そういう機転の利かしかたって、
フロントマンにとってメッチャくちゃ大事なことですよね。

男っぽい感じなのに、楽曲は繊細に作られていたりする。
そんなTHE RHEDORIC、これからも注目していきたいなって思ってます♪


http://www.vestimitation.com/

DAITA氏のライヴ

おはようございますニコニコ

増渕です。


昨日はDAITA氏のライヴへ行ってきました!
熱かったですねぇ。

MCでも言ってましたが、風邪気味だったDAITAさん。
しゃべる声は鼻声でしたが(笑)、
ギターの音は最高でしたアップアップアップ

DAITA氏のライヴ・バンドは匠の集団だな、と…改めて思った次第。
もちろん、ステージ上のDAITA氏からは、
後光のようなオーラキラキラキラキラ(笑)が出てました。

ライヴ終わりでBINECKSのBOHさん(ベース)と
バッタリお会いしましたが、
“これまででいちばん良い音だったと思う、俺的には”
とおっしゃってたので、
ミュージシャンから見てそうなら、アチキの間隔も間違っちゃいないのかな、と。

その後は、ドラマーの小林香織さんにもご挨拶させていただいたり、
(めっちゃ綺麗で、めっちゃトークは男前!)
ギタリストの土屋浩一さんともお話ししたり。
他にも知人のミュージシャンたち(ライヴの主要メンバーである
TESSEY氏などなど)
再会を果たして、ハッピーでしたアップアップアップ

さて、『Thank You For All〜vol.004〜』のラスト・スパート、頑張ります!

近々、本の表紙の写真や、物販情報もお知らせできるか、と。

それまではコチラ↓でドキドキワクワク、して待っていてください!!



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2011.06.19_DAITAライヴ・リポート@O-East5

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いやいや〜あれから随分時間が経ってしまいましたが、
ようやく仕上がりました。
DAITA氏のライヴ・リポートをアップいたします。

見に行けなかった方、どんな感じだったか?を、少しでもでも味わっていただけたら、と思います。

*************************

THE GUITAR EMISSION-START OF NEW LEGEND-
“新たな伝説、新たな挑戦が今、始まるーー”


 
 誕生月ということで毎年6月、恒例となっているDAITAのライヴ。
 今年は6月19日、誕生日当日ということもあり、40歳の大きな節目をステージ上で迎えた。ライヴ・タイトルに“START OF NEW LEGEND”(新しい伝説の始まり)とあるのは、それがあってのことだという。
 いつしかDAITAのホーム・グランドとなっているO-East、インストゥルメンタルのライヴでありながら今夜も満杯である。“マニアックに音楽やってます”と彼はよく言うが、ここまでの人数が集まればポピュラリティーを得ていると言っていい。
 ステージにライトが点り、下から沸き上がるような野太い歓声に迎え入れられながら登場した本日の主賓。にっこりと笑顔を見せて人気のナンバー「Volcano High」からスタートすれば、客席からはリズムに合わせて拳が上がり、“オイ!オイ!オイ!オイ!”と掛け声がかかる。
“みんな! 久しぶり!! ライヴ、ここも2年ぶりかな。今日は新曲も含めていろいろもってきてるんで、最後まで楽しんでください”
 手短に挨拶して3曲目に「新曲D1」を披露。この日、合計3曲の新曲が披露されたことからも“新しい伝説の始まり”に対する意欲が感じられる。中でも“また面白い新曲を作ってきたんで”と言って演奏した「新曲D2」は曲の頭から尻尾までスウィープ奏法を貫くという大胆さ。ギターでどこまで表現できるのか? あくなき挑戦者・DAITAの志が垣間見られた1曲ではないだろうか。
 新しいといえば“本格的な導入は恐らく世界で初めて”(DAITA談)という7色に変化する複数のライトによる演出。時に天空へと続く螺旋階段のように、時に夏の夜空に放たれる花火のように、時に教会の十字架のように色を変え形を変えて空間を彩り、DAITAの奏でるフレーズとリンクし1つの世界を作り上げていく。
 正確なピッキングと演奏によって生み出されるメロディーは、体にじんわり染み込み心を揺さぶる。歌詞も歌声もないインストゥルメンタルでありながら、DAITAの言わんとすること、体温、息づかいまでもが伝わってくるのだ。もはやギターはDAITAの体の一部となっているのかもしれない。
 「Volplane」「Amphatic Line」「Zenith」など人気のナンバーで本編が終了すると、男子率の高いアンコールを求める声が会場を包む。ほどなく再び現れたDAITAは「Handroid」「Triumphal Return」を演奏しマイクの前に立つ。
“今までを見つめ直しながら、ガツッとやったんですが、楽しかったです。ここで重大発表があります。今年は責めようかな、と”
 7月17日にチャリティー・ライヴをやるSIAM SHADEの件、海外でのプロジェクトの件などの報告と共に、11月20日、渋谷クラブクアトロでライヴを行うことが発表されて、さらに会場が沸き立ったのは言うまでもない。
“あと何かあったかな……あ、そうそう(40代の)大台に乗りました(笑)”
 最後の最後、ふと思い出して、さらりと言ったDAITA。40歳になってしまえば案外、何も変わらないのかもしれない。けれど、ギター・ヒーロー・DAITAに対しては今まで以上のアグレッシヴな活動を期待していて間違いないだろう。多くのファン、ギター・キッズと共に“40代”と“新しい伝説”の2つの扉を同時に開けた今夜のステージ、新たなる世界がもっと広く、もっと深く、もっと華やかなものになっていくことを予感させてくれた。


<Report:Kimico Masubuchi>


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DAITA氏のライヴ、今年は6月だけじゃない!
11月20日、渋谷クラブクアトロでも開催されます!!

チケット情報など、詳しいことは、DAITA氏のオフィシャル・ウエヴ・サイトで
ご確認ください。

http://www.daita-ism.com/

11月17日、eversetワンマン、ライヴ・リポートat O-WEST5

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残すところ、この形でのeversetライヴも、あと1本…。
そこで。11月17日、O-WESTワンマン・ライヴ・レポートを急遽、書くことになりました。
皆さんが見たライヴの思い出と重ね合わせて読んでいただければ、と思います。
あの空間で起こった感動を、いつまでも胸に留めておくために。


☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆


 ”G&DJ柴田隆太、脱退。年内で活動休止します”(オフィシャルHPより抜粋)という衝撃的なニュースが告知されたのは、まだ残暑の厳しい9月の終わりだった。このメンツで5年以上もの時間、苦楽を共にしてきたeversetのメンバーにとって、苦渋の決断だったはずだ。いや、ホントのところ、まだ実感なんて誰もないのかもしれない。故に、手放しで”恒例のEVANROCK TOURが始まるぜ、イェ〜イ!”などと手放しで喜べる感じでもなく、だからといって彼ら自身、辛気くさいライヴを望んでいるとも思えず。感情が複雑に入り交じる中、1本1本、ライヴしてきたのだろう、これまで一緒にシーンを盛り上げてきた戦友(バンド)と共に、そしてever fishという心強いファミリー達と共に。
 そのツアー中盤戦に行われたのが渋谷O-WESTのワンマン・ライヴ。対バンありのライヴとは違って、時間を気にせず思い切り自分達を表現できる場として、この5年余りの集大成を見せるんだ!という意気込みで臨んだステージである。複雑な想いで集った満杯のファン、バンド仲間が見守る中、eversetは静かに現れた。彩人、典二、tatsuo、隆太…正直、空気は重い。ソレを「MUSIC ライダー」のtatsuoが弾くゴリゴリでご機嫌なギター・リフが吹き飛ばし、さらに追い打ちをかけるよう”everset号(ママチャリ&カゴには長ネギ)”を漕ぎながら颯爽と剛が登場!(笑) と同時に、会場の空気は一気にパーッと明るくなり、メンバーも笑顔全開、ファンは大爆笑。しかも1フレーズ歌うたびにスタンドで固定したチャリを空漕ぎし、ネギを振り回し、ぶっちぎれたネギが客席に飛んでいき…辛気くさい会場は、一気にネギ臭い会場に(笑)。もちろん、今では定番となった典二の声帯模写によるバイク音も、会場の注目を集めて披露され、一気にテンションはレッド・ゾーン。「HYPER MISSION」「Remenber」「陽の当たる場所へ」など、ヘヴィーなリフとDJがミックスされたサウンド、心をくすぐるメローなメロディーでオーディエンスの心と体を揺さぶり続ける。とにかくメニューに並ぶのは攻撃的なナンバーばかり。押して押して押しまくる。
 そんな展開において、ほろりとしたのは去る9月に発売されたミニ・アルバム『EVANROCK』収録の「Morning Star」が演奏された時。前身バンド(Missing Tear)のDNAを最も引き継いだ曲だ。eversetの可能性を信じて初心に戻って書き記した歌詞、ドラマティックかつ力強い歌が、こんな時だからこそ、心にジーンとしみてくるのだ。
 中盤、RYUTAのDJが場を繋ぐ。彼のセンス一発がオーディエンスを操っていく、と言うのが正しい表現かも。”会場の関係で十分にDJが出来ないこともある”と以前、ライヴの後に語っていたRYUTA。このステージではスイッチングとスクラッチで自分らしさを思う存分表現できたのではないだろうか。その流れで綺麗に「Spirit」に繋げ、典二、剛が加わり、eversetのライヴではお馴染みのRAH-Dも飛び入りで入って、大盛り上がりに。さらに楽器陣が加わって「Breathing」へ、という一連の自然な流れはお見事! その出来映えには、後にメンバー自身も驚いていたほどである。
 MCを挟み「セイヴ ザ クィーン」、音源でも7分を超える大曲「7miniutes」でじっくり聴かせ、eversetの音楽性の幅広さ、表現力の豊かさ、演奏力の高さを見せてくれた。
しんみり聴き入っていたオーディエンス、しかし、このままじゃ終われない、終わるわけがない。後半は「ハラキリDIVE」から一気にテンションは上げ上げ! 剛と典二の掛け合いによる「トビダセ!!! east-west jet set」では、恒例の会場を区切っての盛り上がり合戦。プラス、今回は彩人が客席に降りて盛り上げ役になり、その周りを観客がグルグル回り…(eversetではお馴染み)。まるで上から見ると洗濯機の中をのぞいてるようだ(笑)。さらに人気の高い「ビリビリサマビー」では右へ左へと手と体を動かして大きなウェーヴが巻き起こって…という具合に盛り上がりが最高潮のまま、メンバーもお客さんも最高の笑顔を見せたまま本編終了。
 ものスゴい客席からのアンコールに後押しされ出てきたメンバー。またテンション上げ上げでいくのか?と思いきや、曲に入る前に剛が神妙な顔をして語り始める。
”この曲は、亡くなった大事な人のことを書いた歌詞です。みんなも生きていかないけんよ”
 確か、こんな言葉だったと思う。それが誰に向けて書いた歌詞なのか?はハッキリわからないけど、大事な人を亡くした経験のある人に共通する想いはあるわけで。みんな、それぞれの想いと重ね合わせ、じっくり、しんみり聴き入った。とはいえ、そんなテンションもココまで。「世直し侍」で叫び、RAH-Dが再び加わって「EVAN ROCK」をメンバーが代わる代わる歌えば、ハッピーなムードに塗り変わる。2回目のアンコールは剛の雄叫びから始まる「SPICY DOG」。みんな拳を振り上げて体を揺すって、eversetを思い切り体感しきった。メンバーも全身全霊のライヴをやった。やりきった!
 バンドが今の形でなくなるまで残されたライヴはホントに僅か。すでにカウントダウンは始まっている、悲しいけれどそれが現実。だからこそ、今この瞬間を思い切り力を余すことなく楽しもう!という心意気がメンバー、オーディエンスからビリビリ伝わってきた。今日のこの最高の瞬間は、ココにいるすべての人のパワーで作り上げられたものに他ならない。だから…今夜もメンバーにも、オーディエンスにも心から拍手を送りたい。

 <Report:Kimico Masubuchi>


☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆

残すライヴは12月22日、高田馬場PHASE、ワンマンのみ。
幸運にもチケットをゲットしてる方、最後の最後まで笑顔でeversetを、RYUTAを盛り上げましょう!!


【everset→http://www.everset.jp/】

※eversetの音源は、こちら!



eversetライヴ・リポートのアップは…5

お待たせしました!!
11月17日、O-WESTで行われたeversetワンマン・ライヴのリポートを、
11月30日、3:33、当ブログでアップいたします。
どうぞ、お楽しみに。

♪333music編集部♪

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